発売まで1ヶ月となり予約も開始されたことで、少しずつ情報も明らかになってきた、マリーンの新譜「INITIAL」(イニシャル)♪

 メジャー復帰後、Big Band、ラテンジャズとサプライズが続いて、次はオペラか?まさかの演歌か?(おぃおぃ)等とアレコレ想像してきたchikakoですが、やっぱり驚かされました!
 なんとフュージョンっ!正直言うと、とっても意外でした。マリーンは確かにフュージョン時代を引っ張ってきたと言っても過言ではないディーヴァです。でもこの10年程は、どちらかと言うとスタンダードジャズが中心で、フュージョン時代の作品をあまり歌ってこなかったでしょう?過去のシングルヒットをリクエストされることはあったけれど、応えたのは「Left Alone」くらいじゃなかったかな。でも、メジャー復帰後の2作で「It's Magic」を取り上げ、ライブで歌った時、ファンの熱い反応を実感して、思うことがあったのかもしれません。ジャンルにこだわらない活動をしてきたマリーンです。フュージョン時代を支えてきてくれたファンにも今のマリーンを感じて欲しい、自分の土台となった作品に再び息を吹き込んでみることで新しいものが生まれたら・・と。

 それはマリーン本人だけでなく、アルバムを作る方々も感じたことなのかもしれませんね。この企画が決まってから、大御所の参加が次々と決まっていきました。
 まず、音楽プロデューサーにT-SQUAREの安藤正容(まさひろ)さん。「CROSSOVER JAPAN '05」で共演したときの「また一緒に演ろうね!」という約束が果たされることとなりました。
 ミュージシャンはフュージョンファンには堪らない錚々たるメンバーがタッグを組み、アレンジは現在の音楽シーンで皆さんもよく耳にしている曲をたくさんアレンジしている安部潤さん。なんと!学生時代に「出待ち」したことがあるというマリーンファンだそうです。昨年サテンドールに飛び入りで初共演となり、とても嬉しそうでした〜♪♪
 そして・・ヴォーカル・ディレクターにTOKUさん。後輩にあたるTOKUさんですが、マリーンの新たな魅力を引き出す戦力として参加が決定。これまで共演も多く、マリーンも信頼しているようです。
 chikakoは1日だけレコーディングを見学させて貰ったのですが、とても和やかで柔らかな空気が漂ってました♪♪たくさんの「好き」が集まるとこんなにイイ雰囲気になるんですね〜♪♪そんな中でマリーンもたくさんのチャレンジをしていて、時間があっという間に過ぎました。その時聴いたのは3曲だけでしたけど、とても心地良くて、ズーッとこの音の中にいたいなぁって思いました。確かに懐かしい・・・けれど確かに新しい!

 マリーンの新譜には、音楽面だけでなく、ジャケット撮影にも大御所の参加が決まりました。スタイリング・プロデューサーにドン小西さん、撮影は加納典明さんです!!Topにも書きましたが、撮影時に見学させて貰い、マリーンの輝きにクラクラしてしまったchikakoです。(加納さんも素敵な方で、スタジオの中でchikakoが一番緊張してたかも!?笑)
 メイキングビデオのインタビューで加納さんが「マリーンは昨日今日(の人)ではないから、直ぐに入れたよ。」と仰ってましたけど、本当にそんな感じが伝わってきました。加納さんがカメラを構えると、マリーンがキラキラっと輝く・・。思わず「うわぁ・・♪」って声が出ちゃいそうでした。そうそう、chikakoの隣に、マリーンの所属事務所の社長さんがいらしたんですが、「マリーンは・・こういう仕事をするために生まれてきた娘なんだなぁ。。」と見とれてました〜!フフフ♪
 用意された3着の衣装の中でたぶん・・・採用されるのは1つなのかな。どれも素敵だったのでボツにするのがもったいない!!ドン小西さん、マリーンのことスゴクわかってるんだな〜って感動しました。でもこの3人(小西さん、加納さん、マリーン)は仕事では初顔合わせなんですって。さすがプロの仕業です・・・。
 少しですけれど、撮影時の写真を「Photo Gallery」のコーナーに掲載しました♪また、加納さんのサイトにも楽しい写真が掲載されているので、是非ご覧になってみてくださいね♪♪

 こうして出来上がった作品に、マリーンのつけたタイトルが「INITIAL」。
「初めの」とか「最初の」という意味の言葉ですが、私には「新たなスタート」という意味に聞こえます。過去の作品のリメイクというより、新しいフュージョンのスタート。ン十年前にマリーンを聴いてジャズにハマっていった世代も、初めてこのアルバムでマリーンを聴く世代も一緒に楽しめたらいいなっ。
 マリーンの想いが皆さんに届きますように♪♪