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あんびえんすギターの話楽屋話
カリブ海に行って来ました!(1)

 …と言っても遊びに行ったわけではなく、尺八のジョンとの仕事です。いろんな仕事をしてきましたが、カリブ海クルーズの船で演奏するのは珍しい経験です。ただ、いつものことながら目まぐるしいスケジュールで、今回もタイトな日程となりました。

 まずは成田からダラスまで約11時間のフライトでスタート。ダラスでアメリカ入国手続きと通関をしました。この後2回飛行機に乗ってバハマのナッソーというところまでいくので、アメリカは単純に通過するだけなのになぜ荷物おろして手続きするのだろう…不思議。
その後アトランタまで3時間、ナッソーまで3時間・・待ち合わせ時間を入れるとすでに24時間以上、ふーっ、もう息が切れてきた。それでも夕方の空から眺めるナッソーの景色は圧巻でした。山がなく、平らな島に綺麗に道がついて、三隻の大型客船が入港している港、滑走路が一本の飛行場…妙なリアリティーのなさです。
 ナッソーの町は綺麗で、イギリス風で、左側通行で、ちょっとシンガポールと似ています。

 さて、バタバタと(いつもバタバタ?笑)乗船……というかホテルのチェックインといったほうがいいかも。パンフレットのようなチケットを見せ、パスポートをフロントに預け、晴れて乗客になりました。今日から5日間、船で移動している間は、どこに寄港しても手続きが無い!あー楽チンだ。

 ということで、航海初日は珍しさもあって船内を色々と探検。船の中にはレストラン、カフェ、劇場、ジム、プール・・等いろんな施設があり、全てダータ!したい放題!イェーイ!
船の中のプールとカフェ。

 翌日はドミニカのサマナという小さな町に上陸。大きな客船が入港できるような港ではなく、東伊豆あたりの小さな漁港・・といったたたずまい。沖合に碇を下ろし、テンダーボートと呼ばれる小さなボート(といっても150人乗れる!!)で上陸。特に有名な観光地でもないので、お茶飲んだり散歩したりと、2時間程度ただブラブラ・・。

サマナの海岸通りにて。のどかな散歩中。観光用と思われる歩行者用の橋。ほとんど通る人はなく、朽ち果てているところもあり、結構怖い。海上の白い船が僕らのシー・ウィスパー!

 次の日は同じドミニカでも島の反対側にあるサントドミンゴ。こちらは桟橋へ横付けできる港で、メレンゲバンドの生演奏で歓迎を受ける。

 この日は僕らの仕事の日で、あまり遊んでいられないため港の近所だけ2時間ほど散歩。(いつも散歩ばかり!?)
サントドミンゴ停泊中。

雰囲気バッチリ。夕暮れの中サントドミンゴ出港。夢のようにきれい。

 草むらの中の網をまたいで歩いていたら、マシンガンを持った兵士が寄ってきて「×○×○×○?!?!」と何やら叫んでる。ジョン曰く、海軍の基地だったみたい。…良かった!撃たれないで。
(2)へ続く