いろんな話
(楽屋話やまじめな話など)
あんびえんすギターの話楽屋話
シアトル演奏旅行日記

 ポートランドとシアトルへ行って来ました。尺八のジョン・ネプチューンと一緒でした。

9月12日
 はじめは9月11日出発の予定でしたが、その日ライブが入ったので翌12日の出発となったのです。前日深夜にライブを終えてからごそごそと支度をして...睡眠不足のままお昼頃バスにて成田へ・・。まだ眠たい!(いつもこんな事言ってますね...)

   成田でジョンと会えず、別々にチェックイン、つまり別の席となった。出発後のはじめの飲み物サービスでワインを飲む。(実はボクは飲めないのです・・)酔った勢いと睡眠薬の力で映画も見ずに寝に入る。5〜6時間そのまま爆睡。あっという間にシアトルへ到着。そのままポートランドへ移動。乗った飛行機はプロペラの小型機で、機長はサービスのつもりかレイニア山、アダムス山、セント・へレンズ山など観光ルートをとる。すごっくきれいなのだけど山の近くなので時々大きく揺れる。怖い!ポートランド到着後シャワーだけ浴びてすぐにリハーサルから本番へ突入。  
 藍工房という知的障害を持つ子達の面倒をみる民間組織が世田谷にあり、その支部がポートランドにあるのです。外国旅行の機会のない子供達にアメリカの生活を経験させる....といった活動をしています。そこで子供達、藍工房のスタッフ、地域の方々のために演奏するというのが今回のチャリティーコンサートの趣旨です。アメリカの田舎の森のなかで尺八とギターのデュエットは環境としては雰囲気があるのですが、条件としては決して良くないのです。それでもお客さんが非常に楽しんでくれて、盛り上がったコンサートとなりました。Aikobo Amerika
"Aikobo America"の玄関前で記念撮影。真ん中が藍工房代表の竹ノ内さんです。

 藍工房では沢山のボランティアの方々が働いています。みんな手弁当で(本当に飛行機代など自腹だそうです)とても明るく、藍染めや陶芸を教えたりして働いているのです。こういった尊敬できる若い人たちがまだまだ沢山いるうちは日本の将来は明るいと感じ、そんな中でボクもボランティア活動ができたことをうれしく思いました。色々なことに想いをはせたなが〜い一日でした。


9月13日
 シアトルへ移動。またまたプロペラ小型機!ボクの従兄弟が二人シアトルに住んでいて、そこに数日間世話になることに・・。この日は移動のみで休日。

9月14日
 シアトルのコンサートの主催者と会食。新しくできたゴルフクラブのレストランへ招待された。山の上で夕日が信じがたいほどきれいでロマンチックな状況である。女の子がいればいちころなのに・・。それでもウエイトレスの女性がメチャかわいい!ボクのピアスをほめてくれたりして結構いろんな話もしたけど、結局ナンパにはいたらず!?!?それにしても美人だったな〜。

9月15日
 コンサート当日。昼間シアトル近郊スノーホーミッシュという骨董の街へ遊びに行く....。小さな田舎町なのですが何十件というアンティークショップがあり、見るだけで数日かかってしまうといったところなのです。実はボクは骨董の時計が大好で、数年前にもここでハミルトンの時計を買いました。今回は時間がないので勝手知ったる時計屋に直行。ミドの1940年代の時計をゲット。うれしい!
seattle9909 さてコンサートの方はベルビューにあるキャパシティー400位のきれいなホールで行われました。アメリカ人で尺八に興味を持つ人は想像以上に沢山いて、ジョンのプレイを聞こうと沢山の人でほぼ満員でした。中にはジャズのファンがいたり、ボクのことを知ってて来てくれたり、昔の知り合いが来てくれたり、もちろん従兄弟やその家族も来てくれほぼ満員。
 こちらのコンサートはチャリティーではなく、有料のコンサートということもあり、僕たちの音楽がお客さんにとって楽しめるものかどうか心配もあったのですが、熱狂的に受け入れていただけたようです。コンサート後のロビーでもサインやインタビューで、まるでスターになったような状態で、大成功でした。良かった良かった。
ベルビューにあるメイデンバウアー・センターにて主催者たちと。左からジョン、トム・ブルック、ボク、ミドリさん。


9月16日
 休み。仕事も終わり緊張がなくなったせいか、時差ボケを感じる。疲れた!それでもシアトルのダウンタウンへ観光へ。映画「スリープレス・イン・シアトル」(トム・ハンクスとメグ・ライアン)「アメリカン・ハート」(ジェフ・ブリッジス)を思い出しながら、スターバックスやシアトルズベストのコーヒーを飲む。(シアトルが本拠地なのだ)メチャうまい。

9月17日
 空港へ。ジョンとまたまた会えず、別々にチェックイン。またまたワインとスリクで映画も見ずに爆睡。

9月18日
 成田到着。やっぱり長時間のフライトは疲れる。さ〜、明日から元の忙しい生活に戻るぞ〜。

 ポートランド藍工房の竹ノ内さん、シアトルのトム、ミドリさん本当にお世話になりました。大変いい経験をさせて頂きました。また呼んで下さい。どうもありがとう!

P.S. 10月15日に成城学園で藍工房主催のコンサートを行います。こちらはベースとドラムが入ったカルテットで演奏します。皆さん是非来て下さい。詳細は藍工房 03-3412-1366へ。