いろんな話
(楽屋話やまじめな話など)
あんびえんすギターの話楽屋話
世界を仕事場にする日本人達・・

 サッカーワールドカップは盛り上がったね。ボクは普段サッカーはほとんど見ない。でもあの時は即席サッカー評論家と化した。オフサイドもフラット・スリーも憶えた。そう、サッカーは面白いのだ!

 ボールを追う選手たちの顔を見ていると、「狩猟民族のスポーツ」といった表現がピッタリする。日本人て典型的農耕民族顔してるよね。だから、みんながサッカーで浮かれているのを横目で見ながら「本チャンの狩猟民族と戦ったらケチョンケチョンにやられちゃうんじゃないの?」・・と少々冷ややかな目つきになってたんです。でも見てると選手たちはちゃんと同じ言語でしゃべっている!そう、世界と同じ感覚で戦っている。えらい!!
 彼らを見ていると、近年スポーツ界の選手は、日本人としての感覚より個人としての感覚が大きくなっていると思うが、それが世界に通用する第一歩なのかな〜と思う・・。

 話は変わるが、ボクはオートバイが好きである。だからオートバイのレースにも興味がある。世界グランプリ(Moto G.P.という)では日本人ライダーが活躍しチャンピオンも何人も出現している。ボクは彼らを本当にすごいっと思う。日本の若い青年が言葉もしゃべれない状態でイタリアへ行き、自分を売り込んでイタリアのワークスチームに入りそしてチャンピオンになる・・。彼らはヨーロッパではスーパースターだそうであるが、日本ではごく一部の人しか知らない。メジャーリーグへ行ってる野球選手に劣らない活躍をしているのだからもっともっと評価してほしい。

 で、またまた話はがらっと変わってジャズに・・。

 ボク達はジャズをやっている。アメリカのブルースから始まったアメリカの音楽である。ボク達の血のなかにはジャズの伝統もセンスもないかもしれない。それでも「ジャズが好き」といういたってシンプルな理由で勉強と練習を重ねている。これは国民性も民族も関係ない全く個人的な作業である。なんかスポーツと似ているよね!!結局伝統より、血より、個人的作業が優先するという事実がここにあるのだ。ボク達のやっていることは正しいと信じて人生を費やすしかない。
 環境により血はより薄くもなり、濃くもなる。そして、濃い個人的作業は結果として誇り高く国を背負って戦えるレベルになるのかもしれない。

 結局Japanはベスト16となった。おめでとう、大したもんだよ。世界で16番だよ!
ボクのテニスなんか数十年やってても町内一番にもなれないんだから。