いろんな話
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あんびえんすギターの話楽屋話
ラテンパーカッションて・・・・

 昔からの友達に歯医者がいます。ボクもそこへ通っています。(幸い今は通ってないけど)ボクのミュージシャンの友達もたくさん通ってます。特に管楽器の人は口の中の出来事に敏感なので、普通の歯医者へいくと色々と不都合が起こるのです。トランペットやトロンボーンをやってる人は空気の流通をスムースにしたいので歯を小さく削りわざと隙間をあけたりします!こんなこと普通の歯医者へ知られたら「もう来ないでください!」って言われちゃうよね。
 でも友達歯医者は音楽が好きなもんで、ミュージシャンも沢山診てるから、そこんとこちょっと理解が深いわけです。そんでまたミュージシャンを紹介して・・となにやら好循環なのです。

 ミュージシャンと一口にいっても管楽器やってる人ばかりでなく、ピアニスト、ベーシスト、ドラマー、歌、バイオリニスト、そしてギタリスト。さらにジャズマン、スタジオミュージシャン、クラシックの音楽家、声楽家、ストリートミュージシャン、はたまたアマチュアミュージシャン・・とはてしなく様々な業種職種が居ます。

 バイオリンとかピアノとかクラシック系の人はみんな一応ご幼少の頃から先生について「音楽教育」を受けています。ギターやベースなんかも何となくかなりの練習が必要・・ってな感じがする・・と彼はおっしゃいます........。

友達歯医者曰く
「・・でもね〜、ラテンパーカッションていうの?ポコポコたたくやつ、あれって俺でもできそうなんだけど、あれやってる人ってやっぱ子供の頃から習ってんの?」
「・・う〜ん、多分子供の頃先生についた人はいないと思うよ。大体は十代の後半にラテンミュージック聴いて好きになって自分で始めたんだよ。」
「でもさ、椰子の実ポコポコで一生食っていける見通しを持ってプロになったの?」
「・・う〜ん、多分なにも考えてないんじゃない。イイェ〜イとか叫んで楽しく音楽できれば一生とか老後とかどうでもいいんだよ。そういうタイプの人間ているジャン。」
「不思議だよな〜。」
「・・う、う〜ん。」
とか、分かったような分からないような、歯切れの悪い会話・・。

後日あるラテンパーカッショニストが虫歯でご来院。

友達歯医者曰く
「なるほどね。何も考えてないみたい!」
!?!?!?

(この話はラテンの人に対する尊敬と愛情をこめて書きました。誤解なきよう)

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